外付けバスルーム
外付けバスルームは、ログハウス本体を湿気等から守るためにもとても有用なのですが、施工方法は各ビルダーさん達によって異なるようです。
現場の状況や施工大工さんの得意な方法等によって差違があるようで、このためキットマニュアルやキートス資料でもあまり詳しい説明はなされていませんでした。
そこで、小生は2×4方式を中心に組み上げることにしました。
バスルームキットに含まれてきた間柱材は95×45で、一般の2×4材より若干太めで、組み上げた枠組みは非常にガッチリと強度的にも十分なように感じます。
まずはログ壁に添わせて直角に配置する両側面の枠材を組み立てました。
サイズや屋根勾配、窓の開口等は現場状況に合わせて設計すると良いでしょう。
こちらは寒冷地+豪雪地帯なので屋根勾配は少しきつめにしました。
このため、軒の長さが少し短くなってしまいましたが仕方ないところです。
両側の枠材を基礎の上に乗せ、ログ壁とスライド金物で固定します。
この際、間取りによってはロフト床を支える柱と枠柱が干渉してしまいます。
小生の場合は45mmの干渉だったので、間柱材を2枚重ねとして、柱材の片方とロフト床柱それぞれ交互に半分まで削り取り、組み合わせました。
また、ログ壁との接合部にはキートスマニュアルに従って電動ノコギリで深さ20mm程度の歯溝をつけて、鉄板を差し込み水切りにしました。
それから、土台への固定は基礎ボルトを継ぎ足し用の長いナットを使って延長して、土台材と共に締め込み固定しました。
もしこれから基礎を施工するのなら、基礎ボルトは土台材+柱材程度少し長めにした方が良いと思います。
次にログ壁と平行な面(背面枠)の枠を組み合わせて、側面枠とボルトで固定しました。
基礎ボルトも側面と同様に延長して、土台材と共に基礎へ固定しました。
この枠上部にタル木受け用の棟木を上げ、側面枠柱および背面枠上部とボルト固定して枠組みの完成です。
この時点で、両側面の枠にログパネル材を打ち付け、その後タル木で挟み込みながら屋根材を固定して野地板を施工しました。
背面枠にはまだログパネル材は打ち付けていませんが、この時点で横から揺すってもびくともしませんでした。
最終的には、念のために背面枠に筋交いや2×4用の金具を入れてからパネルを張る予定です。(お風呂を入れてからです)
2×4方式は、ログ組みと一味違った楽しさがありました。
これはこれでなかなか面白味があるし、枠柱の設計さえきちんとして材料を切り出せば、施工も早いし、概ねうまく行くと思います。
バスルームキットの場合には間柱材およびログパネル材が支給されますので 、在来工法で柱を建てるよりはセルフビルダーにとっては簡単かもしれません。
いろいろ参考になるHPも沢山あったので、”2×4”等で検索してみて下さい。
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