1.自分で建てはったらどうですか?
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土地を探す
その頃、ある不動産会社の「無料 土地探し講座」というのがあり、受講しました。
その不動産会社で「畑ができそうな小さい中古物件」を探し始めることになりました。
1ヶ月に8回物件を見に行くというのを繰り返しましたが、半年以上経っても希望の土地や物件が見つかりませんでした。
すると呆れ返えった不動産会社の社長さんが「もう自分で建てはったらどうですか?」と。
「ログハウスとかで、収穫した野菜を薪ストーブの鍋で煮込んだり・・・?」とも言ったのです。
その話で私は「薪ストーブが欲しい!」と思い、
主人は「中古でもログハウスみたいなのがいいな!」と思ったのでした。
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土地が決まる
土地は、京都の自宅から車または電車で1時間半以内、駅から徒歩30分以内で行ける所を探しました。
主人が滋賀県出身なのと、私が福井県出身で帰省には湖西線の特急サンダーバードに乗るので、 何となく湖西方面(琵琶湖西岸)に馴染みがありました。
また、結婚してから数年は琵琶湖まで徒歩圏内に住んでいたため、山間部から湖が見えるのも綺麗でしたが、琵琶湖にすぐに行けるほうが良いと思いました。
ネットで『高島市 売土地』とか入力すると、色々な不動産会社の物件が出てきます。
それで見つけた良さそうな所を前述の不動産会社に連絡して詳細を調べてもらい、助言してもらいました。
また、「物件情報には載ってない売地があるかも!」と思い、地域を絞って道路を一筋ずつ車でウロウロして『売地』看板を探しました。
数ヶ月、毎週、ウロウロ、キョロキョロ ・・・
かなり怪しい車だったと思います。
そうしてこの土地を見つけました。
後ろに田んぼがあり、山が見えて、湖西線の電車も見えます。
この土地に決めてからも「本当に大丈夫かな?」と数回見に行きました。
コロナ禍で手続き等がなかなか進まなくて、本当に買えるのか不安になった時もありました。
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ログキットを決める
土地探しと同時進行で建物についての検討も始めました。
まずログハウスのことを知るために、ログハウス関連の本を購入しました。
ログハウスの本には各地のメーカーとログハウスの写真が載っていました。
色々な大きさのログハウス写真から良いと思うものに印を付けていき、主人と私が同じものに印を付けたメーカー3社に絞りました。
資料請求で送ってくれたのはキートスさんと他1社の計2社。
(キートスさんは切手同封いたしましたので・・・笑)
1社はすぐに勧誘の電話がかかり、気持ちが冷めました。
キートスさんの資料はたくさん入っていて、
・間取り変更や追加ができる
・パターンが多い
・予算が低い私たちにもできるかも?
・本当に自分達でも建てれるかも?
と思いました。
そしてキートスさんのホームページのセルフビルド記をほぼ全部読み、
「できる!」という気持ちになりました。
2020年8月、キートスさんに初めて連絡を入れてみました。
当初、建物はちょっと休憩できれば良いので「トイレと手洗い場だけくらいのミニログにしよう」と思っていました。(菜園がメインだったので)
しかし、
・菜園で汗をかいたらシャワーしたい
・1泊くらい泊まれるようにしよう
・それならミニキッチンも付けたい
と、どんどん欲が出てきて、
「それならもう少し大きいログハウスにしよう!」
ということになりました。
ロフト付きの「LP-44」 や「LP-56」も考えましたが、老後も住めてメンテナンスも足場無しでもできる平屋ログハウスを選択。
平屋ログキット「FP-105」の横幅を小さくした間取り図も描いて送り、具体的な打ち合せがスタート。
玄関前のウッドデッキは畑作業の途中に座ってお茶をしたり、裏側のウッドデッキでは星空を眺めたりしたいと思ったので、デッキは2箇所にしました。
その後、建築地も決まり、ログハウスの間取りも確定していきました。
そして2021年4月にログキット仮契約。
建築確認申請を経て、同年8月にフィンランドに正式発注しました。
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セルフビルドしたい
不動産会社に「自分で建てはったら?」と言われた時、、、
好みの中古物件がなかなか見つからない時からいろいろ検索して調べていた主人は「自分で建てれるかな?」と思っていたようです。
私も「ものすごくやってみたい!!」と思いました。
不動産会社の社長さんは知り合いがログハウスを建てたらしく、時々手伝いに行っていたみたいで、「ログハウスなら組むだけだし、半年くらいでできそう。輸入している会社調べたら?」とも言ってくれました。
夫婦ともに『できるかな?』という不安より、『やってみたい!』という気持ちの方が大きかったです。
家族にセルフビルドの話をすると
「好きにしたら?でもホンマに建てれるん?」
と、特に反対はしませんでした。
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『十割蕎麦一休』を訪ねる
ネットで見た『キートスのセルフビルダー達』の中に、滋賀県長浜市でキートスさんのログハウスをセルフビルドした『十割蕎麦 坊主Bar一休』を見つけました。
一般の家庭ではないので、「お蕎麦を食べに行きつつ、ログハウスを見に行けるチャンス!」と長浜まで行きました。
『 坊主bar 一休 』
コロナ禍で緊急事態宣言が出てたこともあってお客様は少なく、
これがチャンスとばかりに店主に蕎麦の話のついでに、キートスさんのログハウスをセルフビルドした話を聞きました。
店主は蕎麦の説明はほどほどに、
建築説明書やログの端材とかを出してきて、楽しかった思い出などたくさん話してくれました。
私たちも実際のログ材に触れてどういう感じかわかり、キートスさんのログハウスに決める後押しとなりました。
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