25.サウナルームを作ろう


小屋改造計画


セルフビルド時に使っていた「寝泊まり小屋」




内部には薪ストーブもあって大活躍でしたが、ログハウス完成後は物置となり、薪ストーブも活躍の場を失っていました。




そこで、小屋を「サウナルーム」に改造する計画をたてました。

キートスに相談したところ、ほぼ同じサイズの「フィンランドのサウナ小屋」資料をいただき、それを参考に小屋の半分(約5u)をサウナ室にし、残り半分を脱衣所兼物置にすることにしました。


サウナストーブ


ストーブと煙突の位置をずらし、煙突の足りない分はストーブの下に重量ブロックをかませて対応しました。




肝心のサウナストーンはネットでも販売してますが、深成岩(マグマが地中でゆっくり固まったもの)であれば良いようなので、現地調達することに。

しかし、磐梯山麓は噴火による軽石のような火山岩(マグマが噴火で急激に冷えて固まったもの)ばかり (*_*)

調べたところ、お隣の川桁山は深成岩でできている!とのこと。

早速、熊スプレーを持参して林道ぞいの沢に行ってみると、花崗岩などいかにも深成岩という感じの石だらけ(^^)v

30sほど拾わせて頂きました。


 

ストーブの上にステンレスの金網で囲いをつくり、拾ってきた石を入れてサウナの心臓部は完成!


サウナベンチ


ベンチは ホームセンターで売り出されていた檜の1x4材を使いました。




檜は良い香りですね。




後は、部屋を仕切るために壁用ログ材の余りで壁を作り、ログハウスで仮床に使っていたコンパネ2枚で吊引戸をつくり、ドア兼壁としました。

今回の出費は、この檜材の1万円と吊引き戸用レール3千円 でした。




ログハウスを作っていた時に使っていた地デジ対応TVもセットしてみました (^。^;)


フィンランド式サウナ


試運転にあたり、フィンランド式サウナの室温や湿度、水を掛ける(ロウリュ)やり方・・・などをネット検索していたところ、とても分かりやすい資料が見つかりました。

フィンランドサウナソサエティ 理事 マルコ ハマライネン
「本物のフィンランドサウナの楽しみ方」

(以下、一部引用します)

−−−−−−−−−−−

ロウリュをする時、私たちは自分自身の性格がでます。
各々ちょっと違ったロウリュをします。

水を石にかける時、私たちはまるで石に話しかけているようです。
蒸気が立ち上った時、石が私たちに何か答えているようです。
私たちはそれを聞き、そして熱に身を任せます。 (中略)

日本の茶道や柔道のように、これを私たちは“ロウリュ道”と呼ぶべきでしょう。

−−−−−−−−−−

う〜ん、フィンランド式サウナ恐るべし (゚o゚;

結局、自分が気持ち良い温度で、好きなように水をかけて湿度を調整すれば良いようです (^。^;)


試運転


試運転は2時間薪ストーブを焚いて、室温50℃、湿度0%、

この時は熱いだけで、汗は出てこない。




石が熱くなったのを確認して石に手桶で水を掛けたところ、湿度は一気に30%に。


 

このとき顔面より汗が吹き出し、ロウリュの威力を実感!(^O^)!

11月に入り、磐梯山は今シーズン3度目の冠雪がありました。

この冬雪が積もったら、サウナのクールダウンに雪に飛びこむ楽しみが出来ました (^_^)ノ


サウナの改良


サウナルームは快適にできたのですが、薪ストーブに水がかかってしまうのが気がかりです。

そこで サウナを改良してみました。

ストーブに水が直接かからないようトタンで水受けを作って、サウナ石の中にセットしてみました。


 

水は直接ストーブに当たらなくなりましたが、石の温度が上がりません。

放射温度計で測ってみるとストーブは280℃で、上部の石は80℃くらいです。これだと石に水をかけても蒸発しません。

でも煙突の周りの石は200℃くらいになっていたので、この石にスプレーで霧状の水をかけて湿度を上げました。

サウナ室内温度50℃、湿度40%ですが、十分汗がでます。




テレビで大相撲を見ながら1時間くらい汗をかいた後のビールは美味しかったです。

右腕奥さんにも好評で、この冬の楽しみが1つ増えました。




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