[ 広島県・北広島町 ] ハーフビルドでログハウスを建てることを決めたとき、この「再びの旅立ち」の始まりには、あらためてこれから一緒に生きていかねばならない夫婦が二人だけで力を合わせて作るのがふさわしい・・・と思った。 |
十年前小さな平屋ログハウスを田舎の団地に入手し、仕事の傍ら『自分だけの隠れ家』と遊んでみた。 しかし、いつしか年を重ね、老後が視野に入りはじめたとき、そろそろ自らの生き方・暮らし方にもケジメをつけよう」と覚悟した。 後に、この小さなログハウスはセルフビルド中の泊り込み場所として大いに活躍した。 |
元気なうちにこそ「元気なうちにこそ、再びの旅立ちを・・・」と、ともかく (先に何の展望も持たず) 第二の人生にむけて新しい世界に飛び出してみた。 その頃偶然に、小さなログのすぐそばに売り地があることを知った。 |
人生の楽園『人生の楽園』も『ぽかぽか地球家族』も毎回欠かさず見てきた。 |
順調な準備作業20年以上放置されていたため、土を入れ替えて整地し直した。 基礎工事と同時に、下水処理槽の設置、井戸工事、そして電気引き込みも行った。 幾つかの偶然や、地元の心優しい人たちのお陰で、整地・井戸堀り・基礎工事 ・電気引き込み工事・荷降ろしなど、順調に進んだ。 |
12月、予想外の大雪2005年12月5日、新潟からキートスの皆さんがログ組みにやって来た。 「12月には雪は降りません」と言って新潟から来てもらったのだが・・・ あまりの大雪で作業が進まず、 地元業者さんの応援を受けながらの作業。 一週間後、キートスのスタッフがログ組みを終えて引き上げた。 雪は随分融けたが、周りは池のようになっていた。 |
その後も雪に泣かされて例年にない大雪のために屋根葺き作業に入れるまで大変な時間がかかったが、地元の屋根業者さんのお陰で外回りは何とかギリギリ年末までに終わった。 |
セルフビルドの出番 !いよいよ出番・・・ 外壁の塗装に始まり、断熱材を入れての床や天井張り、電気配線や間仕切りづくり、室内の塗装 などなど・・・ 夫婦二人だけでの作業だったので、写真を撮らなかった。 土日は欠かさず現地で作業を続け、そろそろ着地も見え始めたのは、もう初夏だった。 |
そんなある日「今日はこれで・・・」 |
庭の整備「知り合いの若い造園師を紹介するよ」とその建築会社の社長が言うではないか。 幸い購入した土地の法面から水が湧いており、「これを使って流れをつくり、芝を張って起伏のあるイングリッシュガーデンのようなものを作りたい」と言うと、「是非やらせて欲しい!」とのこと。 ベンチやバーゴラなどは余り材で作った。 |
ログハウスの内部内装作業は二人だけで取り組んできた。 そして夏はあまりの暑さに、もっぱら室内の整理。 余り材で作ったカウンターは 水性ニスで仕上げた。 浴室予定だった所はキッチンに変更。 |
その後・・・当初計画していた露天風呂や薪ストーブはどうしようかなど悩んでいるが、やるべきことの多くが残っており、当分は閑になりそうにない。 ログハウスの使い方にはまだ迷ってもいるが、何はともあれ、心落ち着く場所になるよう気長に手を入れつづけていれば、そのうち使い方も決まるのだろうと、今は何気なく思っている。 |
キートス・ログハウスキット NB-KM1 |