配管工事
給排水工事は、基礎完成直後の早い時期から行っていました。
頼もしいプロの協力を得て、床下部分までは概ね完成しました。
床を張る前までに仕上げた工事を紹介します。
思い起こせば今年の4月、うっすらと雪が積もった寒い日に給排水工事を開始しました。
最初に排水管ルートを決め、配管を設置、その後、水道・給湯配管作業と進みました。
給水管にネジを切る旋盤操作や配管の接続、勾配の付け方・・・など、これはやはりプロにおまかせした方が良さそうです。
師匠に友人と二人で弟子入りしましたが、使いものになったのは友人のみで、僕が手伝えたのは足りない部品の買い出しや昼食の準備、それに屋外配管ルートの埋め戻し作業ぐらいでした。
結局、師匠と友人に殆どの部分を仕上げてもらってしまいました。
感謝!感謝!
上水の取り込み配管(給水用と給湯器用)と排水の配管。
水道取り込み管にヒータを巻き、さらに発砲スチロールの断熱材を施しました。
配管ルートの仕様は基礎工事開始までに決定できなかったため、基礎完成後に配管用の穴を開けて対応しました。
このあたりの一般的な配管方法は、台所、トイレ、洗面、風呂場、さらには 給湯器とそれぞれに水抜き栓を設けて各設備ごとに屋内へ取り込む方式が主流のようです。
また排水も同様に各設備ごとに外に出し、屋外の集合排水管に流し込む方式のようでした。
基礎業者さんは「凍結時のことを考えるとこの方式が一番良い」とアドバイスしてくれましたが、コストや施工性の面でこの方式には踏み切れませんでした。
ポカラ山荘の場合は、台所を除く水場が一カ所に集中しているため、小生としては一カ所で集中して給排水する方式を描いていました。
取り込まれた上水を屋内で各設備に分岐し、排水も屋内のメイン配管で集中化し、一カ所で外に出す方式です。
その分、配管の旋盤加工の手間や凍結防止対策が大変ですが、助っ人の師匠も この方式には理解を示してくれました。
念のため給湯器と水道だけは分離しましたが、概ね設計通りの集中方式で仕上がりました。
外付けバスルーム床下部分の給排水管。
給水、給湯配管には凍結防止用のヒータを巻き、さらに断熱材を施しています。
通常はヒータのみ、あるいは断熱材のみのようで、ヒータを巻いた配管の上から断熱材で覆うのは非常に大変でした。
外からの配管の取り込み口や壁付近は凍結しやすい場所のようなので、特に気を使いました。
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