建築確認申請
建築確認申請はこの業界に全く縁のない小生にとって、何をどう書けば良いのか、全くの?でした。
手始めに、どのような書類を作成するのかインターネットで検索しました。
その結果、長野県にある茜プランニングさんのHP内の「ログハウス自習室・上級編」(初っぱなから上級編へ行ってしまいました・・・)にて申請書類の詳細な説明と図面見本、さらには申請書類のダウンロードサービスを見つけることができました。
茜プランニングさん、本当に助かりました。ありがとうございました。
(あとから気がつきましたが、先日家族3人でささやかな地鎮祭をやってきました。 その時、地鎮祭の進め方をHPで検索して見つけたものも茜さんのHPでした。再び感謝です。)
建築確認申請に必要な書類は、以下の通りです。
(1)建築確認申請書(第二号様式)
・第一面、第二面、第三面、第四面、第五面(上述のHPからダウンロードできました)
・第四面別紙その1・その2・別記二号様式添付図書(平成15年7月から施行されたシックハウス症候群防止に関連した新様式書類です。小生は所轄村役場の建設課から様式をもらいました。)
(2)建築概要書(第三号様式)
・第一面、第二面、第三面(上述のHPからダウンロードできました)
(3)建築工事届(第四十号様式)
・第一面、第二面、第三面(上述のHPからダウンロードできましたが、第二面のみ新様式となったようです。
小生は、所轄県庁の建築指導課で新様式に直接書き換えました。)
そして、上述の(1)に添付する図面類は下記の通です。
(1)案内図
(2)付近見取り図
(3)配置図
(4)建物面積計算表
(5)浄化槽仕様書(当方は集中浄化方式なので不要でした)
(6)平面図・断面図
(7)立面図
(8)構造概要一覧
(9)耐力壁とダボ配置図
(10)見付面積図と必要ダボ数計算書
以上の図面を茜さんのHPを参照しながら作成しました。
参考ページでは 図面用紙の大きさがA1あるいはA2となっていましたが、役場に問い合わせたところ「縮尺と図面寸法が正確に整合していれば用紙の大きさは任意で良い」とのことでしたので、小生はすべてA4サイズで作成しました。
図(1)から(5)は、建築する土地情報も含まれるので、分譲地事務所からもらった地図や測量図を基に作成しました。
また(4)の建物面積計算表は算出された床面積や建築面積を非常に多くの書類で使用するので、間違いがないよう正確に作成した方が良いようです。
図(6)(7)は、ログメーカーからもらった図面をアレンジして作成しました。
立面図は二面以上あれば良いようですが、念のため4面作成しました。
図(8)から(10は、ログメーカーからもらったものをそのままスキャナで取り込んで、張り付けました。
見本を参照して作成してほぼOKでしたが、指摘を受けた主な部分は、
(3)配置図で、土地境界線部分の長さを、隣地との境界の場合「隣地境界線○×m」、道路の場合「道路境界線○×m」と記載するように、
(6)で階段部分の「手すり」の明記、などでした。
さらに小生の場合は、「地積測量図を添付して土地面積を明確に表して下さい」との指導を受け、地積測量図を添付しました。
また、建築確認を自分でやるということは自分自身が設計者となるので、すべての図面には小生の住所、氏名、建物の名称記載して押印するよう言われました(設計者には責任があります、とのこと・・・)。
上記の既存申請書類は概ね良かったのですが、問題は、平成15年7月からのシックハウス対策に関わる書類の作成でした。
それは、前述の「第四面別紙その1・その2・別記二号様式添付図書」と添付図面として新たに次のものを提出するよう指導がありました。
(11)内装仕上げ材一覧(建築材によるシックハウス対策措置をとる上で、使用材がホルムアルデヒドを放出しないという証明書)
(12)換気方式・換気経路図
(13)換気設計計算書
(11)はログメーカにお願いして、メーカーによる保証書を提出してもらいました。
でももともと、今回の角ログは無垢材なので殆ど関係ないんですが・・・。
床や天井仕上げ材に合板などを使用するときは 注意が必要なようです。
(12)(13)は各種の関連ホームページを参照して、換気方式(小生の場合は第三種換気による全般換気方式としました)を決定し、建物全体の容積を求め気積を算出し、換気システムを決定しました。
この辺が、参考資料も少なく独自方式で図面を作成しました。
以上のような書類を作成し、現場の役場に2回+提出1回、県の建築指導課に1回出向き、めでたく、建築確認をいただきました。
ご指導、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
|