[ キートスのセルフビルダー達 ]

６．ログ組み part１

カケヤ

ログ組みに向けての準備も万全です。

フィンランドから送られてくる部材リストに「カケヤ２個」というのがありましたが、「そのカケヤはオマケ程度の小さいものなので、しっかりしたカケヤも用意してください。」とキートスからアドバイスされていました。

まだ基礎工事をしている頃、彼がホームセンター巡りをしてカケヤの物色をしていたようですが、結局家を解体した時の柱材を使って、彼がカケヤまで手作りしていました。

「さぁ〜これで、キミもいつでもログ隊で活躍できるよ!」

「え〜ッ、本当に私がするの〜?」

ログ組みスタート

９月１０日、いよいよログ組みの開始です。

彼の友達がチョコチョコ手伝いに来てくれました。

「次は何するの？」「どうしたらいい？」と次々に聞かれ、まだ始めたばかりでペースをつかんでいなかったこともあり、ログを反対向きに積んでしまったこともありました。

でもすぐに気が付いて直しました･･･ ひと安心!

彼と友人とのダボ打ちです。

「俺達、グッドコンビネーションだろ? ! 」
「でもねぇ、近所の人で ”息子さん” と思っている方もいるみたいよ〜」

電気配線用の穴がログにあけられてきますが、少し増設したいので、現場でログを積みながら電気穴を追加しました。

そのためログ２段め辺りまでの作業進行はゆっくりです。

積んだログを傷めないようにブルーシートをかけ、風に飛ばされないように布団挟みでおさえました。

これ、意外と効果ありでした！

ログ積み最初を丁寧にやって少し慣れてくれば、ログ積みはそんなに難しくない。

そして楽しい！

やればすぐに結果が見えますからね。

･･･ なるほど、だからみんな根を詰めるんですね！

これは大きなプラモデルです。
おじ様達が夢中になるはずです。

やってみないと分からない。
私もやってみて良かったです。

積み始め２日にはここまで積み上がりました。

作業にも慣れ、ログの左右方向確認、電気穴、ダボ穴の確認、マニュアルの見方も学習して、今のところ順調です。

でも調子コクと失敗するかな...慎重にやろう！

「パワフル奥さん、全快です。
『ログハウス作り楽しい〜、私に任せなさい！』って感じですね。」

リフレッシュも必要

ログ組みは肉体労働なので、1週間に1回はお休みしないと身体が保ちません。

そこで、14日は初めて作業をお休みして､､､ドライブ〜 !

天気はいいし、景色は抜群！

もう至る所に秋の気配がしていました。

ナナカマドの実も色付いて･･･

でも､､､やっぱり現場が気になります。

「綺麗に積み上がっているかな〜?」

足場設置

内側に足場を組むと、一階部分を積む時にかなり役立ちましたよ。

この足場は、基礎工事屋さんの社長がタダで貸してくれました。
「ラッキー！」

二階部分に仮床を張るまでは、やはり１階内部に足場を設置すると楽ですね。

一週間でここまで積み、外部にも足場を設置しました。

これで高い所のログ組みも随分作業しやすくなりました。

足場があれば、夫婦二人でのログ組みも簡単です。

試練もある

楽しいログ組みの日々でしたが、なかには試練の日もありました。

探しても探してもあるべきログ材が見つかりません。
大人３人、６つの大きなおめめでログの梱包を全部開いて、半日かかって探しても ナイ！

これまでそんなに困難もなく順調に来たので、神様が「そんなに甘いもんじゃないよ、 調子に乗るな」って言っているのかな〜？

キートスとも連絡をとり、最終的に探していたログ部材がないことが判明しました。

マシンカットログといえども人間が機械に指示したり梱包したりするわけですから、たまにヒューマンエラーが起こるそうで、そんな時のために予備のログが入っているのだそうです。

困った時がチャンスです。
頭の良くなるチャンスで〜す〜！

予備材を現場でカットして、何とか対処できました。

ログが到着してからずっとログハウス作りの没頭していたので、疲れが少したまってしまったようです。

「菜箸が 焦げた〜！」

ボーとして夕飯を作ってたら、菜箸が燃えてた〜。
「アララ！」

娘と電話してたら、肉じゃがの芋がとけてた〜 (^_^;)
「お疲れだね！」

「 まぁ、いいっか、菜箸先切ればいいし、芋は食べたらオンナジよ〜。ガハハッ！」

でも作業を始めてから２０日め、私の体が悲鳴をあげました。

ログの上げ下ろし、釘打ち、ダボ打ち･･･いつもと違う筋肉を使うためかな? 身体のあちこちが痛くなってきました〜。

遂には頭痛までして、ダボ打ちが頭に響く･･･。
「こりゃダメだわ〜！」

夕方即、整体治療にGO！

「だいぶ凝ってますね。あと２〜３回来ないとダメだよ。それにしても肩、逆三角形になってきたね。」と先生。

「えぇ〜 冗談でしょう！これ以上男前にならなくてもいいわよ〜。これじゃあセルフビルダーさんじゃなくて、ボディビルダーさんになっちゃう〜！」