銀行融資
ついに本ログの夢に向かって動き出すも、先ずは資金がなければどうしようもありません。
という事で、融資申込先として先ずあたってみたのが、給与振り込みなどで利用している大手ネット銀行。
融資の申請手続きは非常に簡単で、ネットで必要事項を記載し、あとは仮審査の結果を待つだけです。
申込から一週間ほどで届いた審査結果は「OK!」
その後、本審査に必要な申請書類が山のように送られて来ました。
でもその内容は売り出し物件購入のための融資がメインで、注文住宅や、ましてや自分で建てる家の費用に充てるようなものではありませんでした。
それでも何とか「申請書」にログキット見積書や工事概算を添付の上、セルフビルドという特殊なケースのため、施工方法・手順などを説明した資料を作成してこれも同封。
あとは本審査の結果を待つだけです。
一週間後、結果連絡が届きました。その回答は「NG〜」
「なんで?なにがダメだったの?」
「結果の理由には答えられないって書いてあるよ・・・」
他の銀行もあたってみましたが、
相談を始めてすぐに「このケースだと融資は厳しい」と言われました。
その理由は「セルフビルド」、
融資の担保になる建物を「資格のない一般人が建てる」という事では、恐らくどこの銀行も融資してくれないとの事。
「ただ、仮に材料はキットで購入しても、施工は資格を持った業者が行うというのであれば相談に乗れると思うので、その時はまた来て下さい」と。
キートスさんに現状報告すると「地域密着型の地方銀行はイレギュラーな相談に乗ってくれることも多いみたいですよ」と。
そこで、現地の銀行もあたってみることにしました。
この時も基礎業者さんが私達のために取引銀行に聞いてくださいましたが、数日後に届いたメールには次のように書かれていました。
「やはりセルフビルドでは難しいという事ですが、もし施工を工務店などに任せるのであれば相談に乗ってくれるそうです。」
「完全に八方塞がりね・・・」
そういえばこの前の銀行さんも同じことをおっしゃっていました、
「施工を業者がするのであれば」と。
「そうかぁ〜!注文住宅だよ、ウチのは注文住宅なんだ!」
セルフビルドであっても『基礎は業者さん』『上下水道配管工事も業者さん』『屋根や高所など難しい所は業者さん』と、それぞれプロの業者さんにお願いするつもりでいました。
「これって『注文住宅』と同じじゃない?」と少し焦点をずらしてみたのです。
今回は建築確認申請を依頼する設計士さんが融資書類の作成に協力してくださいました。
地元銀行には事前予約したうえで訪れました。
如何にも地元密着型という感じの銀行です。
・ここに土地を持っていること
・そこに家(ログハウス)を建てたい
・今は東京暮らしだが、何れは移住する予定
そのような説明を担当者にすると、いくつかの質問を受けました。
「移住はどれくらい先の予定?」
⇒ 東京で親が同居しているので、同居している内の移住は考えてない
「建物完成後、どれくらいの頻度で来る?」
⇒ 勤め先が在宅ワークを採用しているので、月の半分は来たい
「住民票をこちらに移す事は可能?」
⇒ 可能
居住は東京でも現住所は建築地という形で、こちらで半分程度過ごせるのであれば特に問題なさそうとのことでした。
早速、仮審査の申請手続き・・・、一週間ほどで「OK!」連絡がありました。
銀行的には仮審査さえ通ってしまえば、ほぼ問題となるような点はないとの事でしたので、夢心地気分で本審査の書類に必要事項を記載。
その本審査もすぐに「OK!」回答。
本当の意味で、
「ついにスタート地点に立つ事が出来た〜!」
「今夜は祝いじゃ〜」
一時はお先真っ暗状態に陥り、夢の先送りも考える場面もありましたが、多くの方達に支えられ、漸くここまで来れた事に感謝し、この夜は妻と二人でこれまでの苦労を振り返りつつ飲み明かしました。
本当に良い方達に巡り会えた事、感謝の気持ちしかありません。
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