[ キートスのセルフビルダー達 ]

１．山小舎実現への第一歩

山小舎を建てる夢

若い頃から山小舎みたいなものを建てたいと思っていました。

西丸震哉氏の『山小舎を造ろうヨ』なんて本を読んだりして、夢を膨らませていたものです。

休日は山登りばかりしていた学生時代でしたが、就職してからは山登りは完全に無縁となってしまいました。

大規模な石油化学工場が就職先でしたが、責任が増すにつれ、事故が発生したら直ちに駆けつけなければならないという不文律があり、山登りはおろか、乗り合いの船釣りもご法度で、いつの日にかそんな緊張から解放され、山小舎みたいなものを自分自身で作りたいと思っていました。

土地を探す

60歳を過ぎ、いよいよ一歩を踏み出す時が来ました。

眺望の優れた場所に、みんなで利用できる手軽な”山小舎造り”を目指します。

まず、候補地を見て回りました。

知人は「数百万円で色んな別荘が売り出されているから、それを探したほうがいいのではないか」とアドバイスしてくれました。

確かに、団塊の世代を経た方々が別荘を手放されている物件がいくつかあるのですが、それらはかなりの傾斜地だったり、湿気が酷くて基礎から腐っているようなものばかりで、それらはある意味負の遺産だと感じていました。

やはり眺望がよく、湿気が少なく、またお手頃価格で、ある程度交通の便に優れた場所を探していました。

色々探す中で、偶然通りかかった眺望に優れる、現在の建設地がぴったりでしたので、ほとんど衝動買いで購入してしまいました。

ログハウスキットを決める

山小舎は木の香り漂うログハウスが一番だと思いました。

多くのログハウス取扱店がある中で、ネットでのログ材や床面積比較をベースに、価格的にリーズナブルなキートスさんと、もう一つ中国地方の会社に注目していました。

最終的には、期間限定のサービス価格での紹介があったことと、建設予定地に比較的近く、色々アドバイスを頂けるだろうと思い、キートスさんに決めました。

電話やメールで間取り等の打ち合わせをして、2018年6月にログキット契約をしました。