2. ログハウスのキットが到着。


荷降ろし場所の設定


荷降ろしに関して一番苦労したのが、作業する場所探しでした。

トレーラー、クレーン車、トラックが駐車できる広いスペースの確保が難しかったです。

思い当たる所全部に電話をかけて、全て撃沈しました。(笑)

時間が無く、、、と言うのも、フィンランドから送られたログ部材は船でもうすぐ東京港に到着予定でした。

どうしようもないので、荷降ろしでお世話になるクレーン屋さんの駐車場を お借りしました。つまり、泣きを入れました。(汗)

もちろん今回お世話になってる工務店さんに相談をしたのです。
その方が早いですから。


ログキット到着


2014年 6月 28日

ログハウス部材を積んだコンテナがやって来ました。

トレーラー&コンテナがデカイ(長い)ので、クレーン屋さんの駐車場に入るのがギリギリでした。

荷降ろし作業は、朝の8時半から始まりました。




平日にお手伝いをお願いできる人がいないし、体調のことも考えて、作業は 地元の業者さんに依頼。

それにキートスのNさんが来てくれたので、スムーズに進むと思いました。




40フィートコンテナの扉を開けてクレーンでゆっくり荷物を引き出すと、思ってたよりも長く、思わず「デカっ!!」って思いました。

梱包下のパレットが宙に浮くと、メキメキ音を立て、しなってます。

「大丈夫かぁ〜 折れないかぁ〜?」
折れるのは私の心かぁ〜?(私の心の声? 笑)

その間私は何をしてた?

多分聞かれると思うので 言います。
邪魔にならない所で見守ってました。
ウロウロしてたら危ないので見守ってましたが、、、何か?(笑)

結局、1時間位でコンテナからの引き出し作業は終わりました。




私がコンテナの中を清掃している時、雨が降ってきました。


二次輸送


コンテナが帰ると同時に、今度は現地へ二次輸送するためのトラック積み込み作業です。

私は、、、と言うと、安全地帯にて見守ってます。
( ̄ー ̄) フフッ




ある程度積み込みした所で、私は先に養生のためのシート買いに行き、真っ直ぐ新築現場に向かいました。

キートスのNさんも現場に来てくれたので、スムーズでした。

二次輸送も1時間位で終わり、計2時間で全作業が完了。

後は雨対策のシート掛けて終了〜 (^-^)/

はい!!お疲れ様でした。(笑)

私は思う、、、一人じゃ出来ません。
みんなの協力があっての自分である事を忘れてはいけません。

今回協力してくれたキートスのNさんやクレーン屋さん、工務店さん、トレーラーの運ちゃんに、感謝してます。

ありがとうございました。




あっ?!忘れてました。
現場にて荷下ろしの時、用事を終えた両親が駆け付けてくれました。

キートスのNさんと色々話をしてました。
「新築現場がログハウスのロケーションとして最高のロケーションだ」とか話をしてた記憶があります。

これを忘れたら、私は百叩きの刑ですよ。
( 時代劇の見過ぎだなぁ〜 こりゃぁ〜 笑 )


アドバイス


荷降ろしの話で、最も重要な事があります。

それは、荷降ろし時の「駐車スペースが一番のネックになる」ということです。(荷降ろし場所の設定)

解決する一番の近道として、「クレーン屋さんの駐車場をお借り出来ないか?」と相談するのも一つの方法かと。

でないと、私のように電話も時間もかかるのです… (汗)


キートスの徒然草ページ


荷降ろし当日のことはキートスHP『ログハウス徒然草』ページでも紹介されました。(以下はその記事)

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荷降ろし当日(6/28)早朝に現場に向かっていましたが、まだ「立ち入り禁止区域」があり、鉄柵と監視員が立ってトウセンボしており、 かなりの迂回を余儀なくされました。

その立ち入り禁止区域に向かう道沿いには5〜6台の大型バスに乗った数百人の除染担当作業員さん達が集結していました。

テレビで 立ち入り禁止区域は知っていましたが、 今でも震災は現実のものとして色濃く福島県を覆っていることを再認識させられました。

今回のオーナーさんも震災で多大な被害にあい、津波で自宅をなくされました。




その後代替地(高台)が決まって移転することになりましたが、 行政による造成作業にも時間がかかって、この度やっと建築が可能になりました。

まだ基礎もできていませんが、7月末頃には待ちに待ったログハウス新居のセルフビルドが始まります。

私達もできる限りのサポート(ボランティア)を行なう覚悟です。




震災から、もう3年、、、
だけどまだ3年しか経っていません。

何も進んでいない地区もあり、まだまだ完全復興には程遠いかもしれませんが、今回の荷降ろしを手伝っていただいた皆さんからはそんな暗い影はみじんも感じられません。

福島県民特有(私はいつもそう感じます)の屈託のない笑顔と明るさで、本当に楽しく、1時間ほどでコンテナからの荷降ろしが完了しました。

その時に飛び交っていた言葉「さすけね!」が印象深く(大丈夫、大した問題ではないよ。差支えないの意味)、これからのセルフビルドも大半は「さすけね」ことですから、 さすけね精神を発揮して、楽しくログハウスをセルフビルドしましょう。

(written by N)

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